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大飯原発活断層で追い詰められた枝野、関西電力

 9日の衆議院予算委員会に続き、10日には参議院予算委員会でも大飯原発の活断層が取り上げられました。

「新たな知見」基準は崩壊

 井上哲士議員(共産党)の調査要求に対し、枝野経産相は当初、前日と同じように、「(活断層だという)渡辺先生の指摘が新たな知見に当たるかどうか」 、専門家に判断してもらうと答えました。

 しかし「1985年当時の専門家の判断が間違っていたんじゃないかと指摘されている」「新たな知見かどうかではなく、活断層かどうかが問題」と反論され、「私は専門家ではないので、当時の判断が間違っていたかどうか、専門家に判断してもらう」と逃げました。

 専門家でない枝野経産相が設定した「新しい知見かどうか」という土俵は、なしになったわけです。

「環境アセス」まで持ち出して抵抗

 続いて質問に立った福島みずほ議員(社民党)は2010年の耐震性再評価(耐震バックチェック)に際して関西電力・保安院が、活断層を示す図面を出さなかったことを指摘しましたが、枝野経産相はその事実を知らないようでした。

 福島議員は、関西電力が資料を出し渋っている以上、経産相の判断で直ち活断層を調査するよう要求しました。

 枝野経産相は

「掘れば簡単じゃないかとおっしゃいますが、環境アセスメントその他、相当な時間がかかります。」

「まずは本当に掘る必要がある指摘であるのかどうかということ、あるいはそういった疑いがあるのかということについてはきちっと、まずは公開の場で専門家によって検討していただくことになります。」

と、環境アセスまで持ち出して、活断層調査に抵抗し、「専門家の検討」に逃げ込んでいました。

法廷で関西電力「(断層の)反論に8月末までかかる。整理がつかない」

 6月12日、福井県、岐阜県と関西2府4県の原告134名が国に対し大飯原発3,4号機の運転停止を求める裁判を大阪地裁に起こしています。 

 

7月9日の法廷で、原告側はF-6断層が活断層である可能性が高いことを主張しました。

 関西電力は断層についての反論に「8月末までかかる。整理がつかない」と発言。

 裁判長は「破砕帯の問題は設置のときの問題ですから」と、なぜそんなに時間がかかるのか、というニュアンスだったということです。

 枝野経産相も関西電力も、もうボロボロです。 

「活断層の疑いがあるんだから調査せよ!」

 この当たり前の要求を拒否し続けることはできません。

調査を求める緊急署名にご協力を!

  福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japanなどが大飯原発活断層の調査を求める緊急署名を呼びかけています。 

 ネットで署名できます。

 7月11日(水)24時が暫定締め切りです。

 活断層調査を実現し、大飯原発を停止させよう!

7月13日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定

【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

(アース)

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