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2012年7月

大飯原発をただちにとめ、活断層調査の引き延ばしをやめよ! 

中間報告10月、最終報告はなんと12月!

 関西電力は7月25日、大飯原発F-6断層の調査計画書を保安院に提出しました。

 下の図は調査の工程表です(画像をクリックすると大きくなります)。

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 7月31日午前10時から「地震・津波に関する意見聴取会」が開かれます。

 この場で「計画承認」を取り付け、「ボーリング調査」を延々とやって、12月にようやく最終報告を出すという計画です。

 しかもその間、大飯原発3号機、4号機は運転し続けるつもりなのです!

まず大飯原発をとめよ!
1週間で調査できる

 ボーリング調査などを悠長にやっている間にF-6断層が動かないという保証はありません。

 もし活断層が動いたら、大事故になる可能性があります。

 ただちに大飯原発をとめるべきです。

 活断層かどうかを調査するのに、ボーリング調査は不要です(7月5日 渡辺満久教授)。

 断層部分を掘って、調べ、埋め戻すのは1週間でできるそうです

原子力ムラの調査でなく、公正・客観的な調査を!

 大飯原発3,4号機を作る時に地質調査をしたのは(株)ダイヤコンサルタントであり、ボーリングなどは関電興業(株)であることが明らかになりました。

 (株)ダイヤコンサルタントは三菱グループの企業で、大飯3,4号機を建設した三菱重工の関連会社です。

 関電興業(株)(現在は関電プラント(株))は関西電力が100%出資する子会社です。

 今回の活断層調査も(株)ダイヤコンサルタントが実施主体です。

 原子力ムラの調査では、公正さ・客観性に疑問符がつきます。

 活断層の調査・評価は原発関連企業ではなく、「意見聴取会の委員」や大飯原発活断層問題を指摘してきた渡辺満久・東洋大教授などの専門家を含めた第三者で行うべきです。

8月10日(金) 緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

 18:00〜20:00 予定

 首相官邸前および永田町・霞が関一帯

  (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)

  ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

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<これまでの行動>

8月3日(金) 緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

 18:00〜20:00 予定

 首相官邸前および永田町・霞が関一帯

  (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)

  ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

 8月3日(金) 「原子力ムラ」人事にNO! 細野大臣は差し替えを! 環境省前抗議&ヒューマンチェーン

 午後8時15分~9時

 環境省前(合同庁舎5号館前)
 (地図) http://www.env.go.jp/annai/map.html
 東京メトロ「霞ヶ関駅」B3、C1出口
 ※ヒューマンチェーンは、環境省を含む一角で実施
  (プラカード、鳴り物、光り物など持参歓迎)

 主催:再稼働反対!全国アクション、国際環境NGO FoE Japan、
     福島老朽原発を考える会、原発を考える品川の女たち、
     プルトニウムなんていらないよ!東京、経産省前テントひろば

  [当日連絡先] 090-6185-4407(杉原)、090-8116-7155(阪上)

7月31日(火) 東電 関電 直撃デモ

 午後5時半 JR新橋駅 SL広場前集合

 主催:NO NUKES 原発止めろ!新橋アクション

7月27日(金) 大飯原発の停止を求める経産省別館前アピール行動

 午後6時半~7時45分

 経産省別館前(地下鉄「霞ヶ関」駅 C2出口)

7月27日(金)  ★「原子力規制委員会」人事に異議あり!  「原子力ムラ」から選ぶな! 官邸前アクション

 18時~20時 

 首相官邸前(国会記者会館前) ※国会議事堂前駅すぐ、永田町駅5分

 発言:福島から、参加者の皆さん、国会議員など
 
 呼びかけ:再稼働反対!全国アクション [7月23日現在]

官邸前行動は27日はお休みで、29日に「脱原発 国会大包囲」です。

7月29日(日) 脱原発 国会大包囲

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集会開始:15:30

デモ出発:16:30 

19:00:国会包囲(集会 /キャンドル・チェーン)

集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)

 千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m

 丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m

 都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m

主催:首都圏反原発連合

(アース)

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原発被曝労働の闇 被曝隠しの追及で明らかに

 7月21日に明らかになった福島原発復旧工事での被曝隠しの追及の中で、その背景が次第に明らかになってきています。

 福島第一原発の現場では、すでに労働者の被曝が進行し、人手不足が深刻になる中、違法な人集めが横行しているようです。

 東電が下請け労働者には情報を伝えていないことも明らかになってきました。

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(アース)

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原発なくても電気は足りてる! 大飯原発を直ちにとめよ! 粘り強くデモに行こう!

原発なくても電気は足りる

2012

 「電気事業便覧(平成22年度版)」、「電力統計表一覧」より

 猛暑だった一昨年でも、火力発電、水力発電とほんのちょっとの節電で電力の最大需要をまかなえました。原発は事故が起きると同じ型の原発を全部とめて点検が必要になる場合があるので、予備の火力発電所が用意されています。原発が全部とまっても、電気は足りるのです。

活断層調査は実にずさんだった!
活断層の調査中も大飯原発をとめよ!

Photo

2012年6月14日 テレビ朝日「モーニングバード」より

 7月18日、保安院は大飯原発3号機の東側を走るF6断層が活断層かどうか、調査するよう関西電力に命じました。

 活断層研究の第一人者・渡辺満久教授は「F6は典型的な活断層」と言っています。

 F6断層が活断層なら、1~4号機直下の破砕帯(断層)も連動して動く可能性があります。

 地面がずれて原子炉の配管などが破損、炉心溶融・放射能放出に至るおそれがあります。

 F6断層の下には重要な非常用取水路があり、活断層なら運転できません。

 7月17日の専門家会議では、志賀原発(石川県)地下の「典型的な活断層」が「活断層ではない」とされてきたことに多くの批判が集まりました。

 実にずさんな審査だったのです。

 活断層はいつ動くか分かりません。いますぐ大飯原発をとめるべきです。

大多数が脱原発を願っているのに、なんで再稼働?

 「電気が足りないから再稼働する」のではありません。

 夏をすぎても大飯原発の運転を続けようとしています。

 安全でないのに安全と言い、活断層を隠してまで再稼働を強行するのは、そうしないと電力会社が破綻するおそれがあるからです。

 現在の原発は運転すれば電気を生む資産です。

 しかし運転しないとなれば、原発は廃炉などにお金が必要な厄介物、「損失」になり、電力会社のほとんどは赤字に転落、破綻処理を迫られるでしょう。

 巨大地震が頻発する日本では原発に安全はありません。

 もう一度フクシマのような大事故になれば日本は終わりです。

 原発はゼロにするしかないのです。

 原発ゼロで破綻する電力会社は日航のように破綻処理し、送電網を買い取ってもらって損失を減らし再生すればいいのです。

 東電も同じです。

 破綻処理しないから、銀行などから借りているお金を返すために電気代値上げとか柏崎刈羽原発の再稼働とか言い出すのです。

粘り強くデモに行こう!

 野田政権も原子力ムラも、「どうせ、そのうち脱原発デモは下火になる」と高をくくっています。

 脱原発の底力を見せてやりましょう!

7月31日(火) 東電 関電 直撃デモ

 午後5時半 JR新橋駅 SL広場前集合

 主催:NO NUKES 原発止めろ!新橋アクション

8月3日(金) 緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

 18:00〜20:00 予定

 首相官邸前および永田町・霞が関一帯

  (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)

  ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

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<これまでの行動>

7月27日(金) 大飯原発の停止を求める経産省別館前アピール行動

 午後6時半~7時45分

 経産省別館前(地下鉄「霞ヶ関」駅 C2出口)

7月27日(金)  ★「原子力規制委員会」人事に異議あり!  「原子力ムラ」から選ぶな! 官邸前アクション

 18時~20時 

 首相官邸前(国会記者会館前) ※国会議事堂前駅すぐ、永田町駅5分

 発言:福島から、参加者の皆さん、国会議員など
 
 呼びかけ:再稼働反対!全国アクション [7月23日現在]

官邸前行動は27日はお休みで、29日に「脱原発 国会大包囲」です。

7月29日(日) 脱原発 国会大包囲

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集会開始:15:30

デモ出発:16:30 

19:00:国会包囲(集会 /キャンドル・チェーン)

集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)

 千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m

 丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m

 都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m

主催:首都圏反原発連合

(アース)

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福島原発復旧工事で被曝隠し! どうすれば被曝労働者を守れるの?

 7月21日の朝日新聞朝刊1面、2面に衝撃的な記事が掲載されました。

(画像をクリックすると拡大されます)

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被曝労働のお陰で守られている日本

 福島第一原発事故はいまだ収束するどころか、冷却水を入れ続け、廃炉に向けた準備が少しずつ進められる中で、昨年3月のような破局的な放射能放出を何とか食い止めているのが現状です。

 その作業を実際に支えているのが原発労働者です。

 その人たちが、低線量被曝を偽装しないと生活できないという状況で、高線量被曝を強いられています。

 こういう情況が改善されなければ、40年以上もかかるという廃炉作業は完遂できなくなるでしょう。

 私たちは一体どうしたらいいんでしょう?

追伸

 連日、続報が続いています。

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夏の怪談どころではない六ヶ所村の真下に走る大断層

六ヶ所村の真下に走る大断層

 

 二〇年前の報道によれば、核兵器工場であるアメリカのハンフォード再処理工場では、二八基ある廃液タンクのうち数基で水素ガスの発生が見られ、うち一基では相当に危険なレベルまでガスがたまったことがあった。その後は報道が途絶えたが、二〇〇四年には〝ニューヨーク・タイムズ″が、「ハンフォードの高レベル廃棄物が大事故の危機」と題して、寿命二八年のタンクに大事故が起こる確率は五〇%であると警告を発した。

 そこに、二〇〇八年五月二四日、六ヶ所再処理工場の直下に、これまで発見されなかった長さ一五キロメートル以上の活断層がある可能性が高いことを、東洋大学の渡辺満久教授、広島工業大学の中田高教授、名古屋大学の鈴木康弘教授のグループがまとめて、全国各紙で大きく報道され、三人は直後に次頁【図81上】に示される断層の存在を日本地球惑星科学連合の大会で発表した。再処理工場の目の前の沿岸には八四キロメートルにおよぶ大陸棚外縁断層(海底断層)が走っているが、新たに発見された断層は、この海底断層とつながって上陸し、六ヶ所再処理工場の敷地に走っていることが確実で、海底~陸上部合わせて全長がおよそ一〇〇キロメートルに達し、これが動けばマグニチュード八を超える巨大地震を起こすことが確実だというのである。

 このように同じ線状に並んだ断層は、日本列島を形成した構造線であるから、地下では一本につながっているので、動く時には、同時に動く。すでに述べたように、一本が動くと、他方も動いて大地震になることは、兵庫県南部地震の阪神大震災で体験ずみである。

   核燃料の再処理事業の問題 宇佐美 保より転載

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しかし最悪の場合、マグニチュード八でもすまないだろうと、私は考えている。『新編日本の活断層』(一九九五年三月一〇日、活断層研究会編、東京大学出版会)の断層地図【図81下】を見ると、従来から八四キロメートルの海底断層と言われてきたが、その直上には、北海道海域に走る断層線がある。原子力産業のように、これを二つの無関係の別の断層と見るのは、実際に起こる地震の動きを何も知らない人間である。

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廃炉が終わる頃には原子力ムラの懲りない面々はこの世にはいない!

東電の未来はない!日本もないかもしれない!


福島第一、40年後には廃炉完了 政府・東電が工程表 - 朝日新聞デジタル

 政府と東京電力は12月21日、福島第一原発1~4号機の廃炉に向けた工程表を発表した。使用済み燃料取り出し開始までの第1期(2年以内)、溶融燃料取り出し開始までの第2期(10年以内)、廃炉完了までの第3期(30~40~∞) 

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 「廃炉に向かうには、多くの壁があることは覚悟しなくてはいけない」。細野豪志原発担…

        朝日新聞参考

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活断層調査って、こんなにひどいものだったんだなぁ! 大飯・志賀原発に専門家から調査要求相次ぐ!

 7月17日の「地震・津波に関する意見聴取会」で、これまでの活断層調査のいい加減さが白日の下にさらされました。

「典型的な活断層」を否定して建設した志賀原発」
「これでよく審査を通ったな」あきれる専門家

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 志賀原発は北陸電力が石川県志賀町に建設しました。

 2号機は2006年3月に運転を開始した日本「最新鋭」の原発です。

 7月17日の「意見聴取会」で志賀原発1号機地下の「S-1」と呼ばれる「亀裂」について、専門家から「活断層の可能性があり、改めて調査をすべきだ」という意見が相次ぎました

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 委員の一人・今泉俊文教授(東北大大学院)は「典型的な活断層」であり、「初めから『断層ではない』とシナリオを作って説明している。非常に無理がある」と述べています。

以前の審査では「論点にならず」

 国の「耐震設計指針」では活断層の真上に原発の重要設備を作ることは認めていません。

 S-1が活断層なら、志賀原発はそもそも作れないはずです。

 ところが1号機の設置許可(1988年)に際しても、2号機の設置許可(1999年)に際してもS-1は問題になりませんでした。

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 当時、審査を行った通産省担当者は「断層が論点になった記憶はない」と言っています。

 原子力安全委員会、原子力委員会にも諮問されましたが、問題になりませんでした。

大飯原発活断層にも、調査要求が相次ぐ

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 大飯原発の「F-6」断層(上の図の赤線)についても、専門家から「これまでの調査では情報が不足していて活断層かどうか判断できず、改めて調査をすべきだ」という意見が相次いだということです。

直ちに大飯原発を停止し、公開調査を! 

 にもかかわらず、電力会社は「活断層ではない」と強弁し、保安院は7月18日、関西電力・北陸電力に対し、現地調査を行うよう指示しました。

 しかし大飯原発の運転については「活断層だという明確な指摘はなく、調査する場合は原子炉の停止は求めないが、調査の結果次第では運転に影響を与えるおそれもある」としています。

 とんでもないことです。

 明確な指摘を受けたかどうかの問題ではありません。

 活断層の可能性がある以上、大飯原発は運転・運転準備を停止して調査すべきです。

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 さらに見逃せないのは、「意見聴取会」で「どんな人がどういう調査を依頼したのか、どんなコンサルタントが調査したのか、公表すべきだ」との指摘がなされたことです。

 どこが調査したのか明らかにされないような「調査結果」に基づいて、大事な大事な原発の安全性が審査されていたのです。

 調査は電力会社にやらせずに、渡辺満久教授をはじめ専門家の協力の下、保安院自身が主体になって公開調査すればいいのです。

 敦賀原発2号機の活断層調査(2012年4月)はマスコミに公開されていました。

 (アース)

追伸 朝日新聞7月18日朝刊1面、2面の記事を載せておきます。

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画像をクリックすると大きくなります。

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 なお、大飯原発では、下図のように、2号機と3号機の間を走るF-6断層が非常用取水路の下を通っているだけではありません。

 F-6断層が活断層なら、1~4号機の下の「破砕帯」もF-6断層と連動して動く可能性があり、敦賀2号機や志賀原発1号機と同じ問題を抱えています。

Photo

 7月20日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

 18:00〜20:00 予定

 首相官邸前および永田町・霞が関一帯

 (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志


 ファミリーブロックの位置など

7月29日(日) 脱原発国会大包囲
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集会開始:15:30

デモ出発:16:30 

19:00:国会包囲(集会 /キャンドル・チェーン)

集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)

 千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m

 丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m

 都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m

主催:首都圏反原発連合

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大飯原発活断層隠しを重ねる関西電力! 7月17日(火)の「意見聴取会」で掘削調査を決定せよ!

市民9,518名、国会議員108名が緊急に活断層調査を要求!

 前の記事で協力を呼びかけた「大飯原発活断層の調査を求める緊急署名」9,518筆と早急な掘削調査を求める超党派国会議員有志108名の署名が7月12日に齋藤 勁(さいとうつよし)内閣官房副長官を通じて提出されました。

関西電力が公開した活断層写真とは

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 上の写真は関西電力が7月13日、ホームページで明らかにしたF-6断層北側写真の一部です。

 斜面の大部分がブルーシートで覆われ、断層の様子はさっぱり分かりません。

 関西電力は計24枚の写真を公開しましたが、断層の様子が分かるものは1枚もありません。

 

6月10日、保安院からF-6断層北側の写真を提出するよう指示を受け、「できる限りの調査」を行ったが、なぜか、3,4号機建設申請時の写真が1枚も見つからず、他の用途に撮影していた写真を提出したそうです。

 ちなみに、渡辺満久教授によれば、活断層かどうか、写真で判断してはいけないそうです(7月5日「どうする?大飯原発 国会議員/市民緊急勉強会」)。 

 7月13日の発表で関西電力は、2010年の安全性再審査(耐震バックチェック)に際して活断層を示す北側図面を隠して見せていないにもかかわらず、「詳細なスケッチに基づいて・・・問題ないとの評価を得ている」などと、いけしゃあしゃあと述べています。

 何というハレンチ!

7月17日の「意見聴取会」で、直ちに掘削調査を決めよ!

 活断層かどうか、判定するには、掘ってみるのが一番確実です。

 17日(火)午後3時~6時の「地震・津波に関する意見聴取会」に、F-6断層は活断層だと指摘している渡辺満久教授(東洋大)も呼んで、しっかり検討し、掘削調査を決定すべきです。

 「掘る必要はない」などというのは、活断層隠し以外の何ものでもありません。

 17日の「意見聴取会」傍聴はすでに締め切られていますが、USTREAM中継に注目しましょう。

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

7月17日(火) 大飯原発破砕帯の再調査を求めよう!経産省別館前アピール行動

 ◇経済産業省別館前
(千代田線・日比谷線霞ヶ関駅C2出口すぐ、丸の内線霞ヶ関駅B3a出口200m)

【第1部】14:00~15:00
・意見聴取会委員等へのアピールとチラシ配布
[連絡先]阪上(090-8116-7155)

【第2部】18:00~19:00
(意見聴取会がずれ込んだ際は終了が延びる場合あり)
・傍聴者による報告と今後に向けた情報共有、アピールとチラシ配布
[連絡先]杉原(090-6185-4407)

【呼びかけ】
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
プルトニウムなんていらないよ!東京
国際環境NGO FoE Japan
原発を考える品川の女たち
福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション

7月20日(金) >緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

 18:00〜20:00 予定

 首相官邸前および永田町・霞が関一帯

 (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志


 ファミリーブロックの位置など

7月29日(日) 脱原発国会大包囲
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集会開始:15:30

デモ出発:16:30 

19:00:国会包囲(集会 /キャンドル・チェーン)

集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)

 千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m

 丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m

 都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m

主催:首都圏反原発連合

協力:さようなら原発1000万人アクション / 原発をなくす全国連絡会 / ザ・アトミックカフェ/ 脱原発世界会議 / WISE Amsterdam

(アース)

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大飯原発活断層で追い詰められた枝野、関西電力

 9日の衆議院予算委員会に続き、10日には参議院予算委員会でも大飯原発の活断層が取り上げられました。

「新たな知見」基準は崩壊

 井上哲士議員(共産党)の調査要求に対し、枝野経産相は当初、前日と同じように、「(活断層だという)渡辺先生の指摘が新たな知見に当たるかどうか」 、専門家に判断してもらうと答えました。

 しかし「1985年当時の専門家の判断が間違っていたんじゃないかと指摘されている」「新たな知見かどうかではなく、活断層かどうかが問題」と反論され、「私は専門家ではないので、当時の判断が間違っていたかどうか、専門家に判断してもらう」と逃げました。

 専門家でない枝野経産相が設定した「新しい知見かどうか」という土俵は、なしになったわけです。

「環境アセス」まで持ち出して抵抗

 続いて質問に立った福島みずほ議員(社民党)は2010年の耐震性再評価(耐震バックチェック)に際して関西電力・保安院が、活断層を示す図面を出さなかったことを指摘しましたが、枝野経産相はその事実を知らないようでした。

 福島議員は、関西電力が資料を出し渋っている以上、経産相の判断で直ち活断層を調査するよう要求しました。

 枝野経産相は

「掘れば簡単じゃないかとおっしゃいますが、環境アセスメントその他、相当な時間がかかります。」

「まずは本当に掘る必要がある指摘であるのかどうかということ、あるいはそういった疑いがあるのかということについてはきちっと、まずは公開の場で専門家によって検討していただくことになります。」

と、環境アセスまで持ち出して、活断層調査に抵抗し、「専門家の検討」に逃げ込んでいました。

法廷で関西電力「(断層の)反論に8月末までかかる。整理がつかない」

 6月12日、福井県、岐阜県と関西2府4県の原告134名が国に対し大飯原発3,4号機の運転停止を求める裁判を大阪地裁に起こしています。 

 

7月9日の法廷で、原告側はF-6断層が活断層である可能性が高いことを主張しました。

 関西電力は断層についての反論に「8月末までかかる。整理がつかない」と発言。

 裁判長は「破砕帯の問題は設置のときの問題ですから」と、なぜそんなに時間がかかるのか、というニュアンスだったということです。

 枝野経産相も関西電力も、もうボロボロです。 

「活断層の疑いがあるんだから調査せよ!」

 この当たり前の要求を拒否し続けることはできません。

調査を求める緊急署名にご協力を!

  福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japanなどが大飯原発活断層の調査を求める緊急署名を呼びかけています。 

 ネットで署名できます。

 7月11日(水)24時が暫定締め切りです。

 活断層調査を実現し、大飯原発を停止させよう!

7月13日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定

【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

(アース)

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枝野経産相、大飯原発活断層調査に逃げ腰! 調査要求の緊急署名にご協力を!

7月9日、国会で活断層調査を要求

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 7月9日の衆議院予算委員会で服部良一・社民党議員が、渡辺満久教授(東洋大)の指摘を踏まえ、大飯原発のF-6断層を調査するよう求めました(16時25分~46分)。

「新たな知見には当たらないが・・・」(枝野経産相)

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 これに対し枝野経産相は次のように答弁しました。

「渡辺先生のご指摘は、昭和62年の大飯原発を作る時の安全審査の際に使われたスケッチをもとにご指摘がされていると聞いております。」

「そしてこのスケッチを踏まえて、もとにしながら、昭和62年にもトレンチ調査などによってこの破砕帯が12から13万年前の地層が動いていないものだということを専門家の皆さん、すでにご確認をいただいているところでございます。」

「従いまして、その当時使われていた資料からのご指摘でありますので、新たな知見には当たらないと考えておりますが、が、しかしながら、安全規制はここまでで十分というものではなく、安全神話に陥らないようにしなければならないという考えから、 継続的に意見を聴取していくことが重要と考えており、前回残念ながら資料が整わなかったことは遺憾でございますが、次回の意見聴取会において、関西電力に おいてはそれまでに最大限追加資料を提供するよう求めており、その時点で入手できる追加の資料をすべて出した上で、公開の場で専門家に議論していただきた いと、いただくこととしております。」

 グダグダ言ってるけど、要するに調査するの? しないの?

服部議員の反論は

「渡辺先生は活断層であるかどうかの判断は、地震学者には分からないとおっしゃっています。地形学者でしか分からない、と。」

「1985年の3,4号機の増設設置の申請書でトレンチの図面がございます、それを見てですね、これは活断層の可能性が極めて高いとおっしゃってるわけですよ。」

「ですから、こういうことをきちっと対応していかないから、また安全神話になる訳じゃないですか。」

「1週間でできると言われてるわけですからね、いや、もう答弁はけっこうです。このことをきっちりと政府として調査していただきたいということを強く求めます。」

「新たな知見に当たるかどうか、専門家に判断してもらう」(枝野)

 「もう答弁はけっこうです」と質問者が言っているのに、枝野経産相がまたまたしゃしゃり出てきて、次のように再答弁しました。

「(昭和)62年の段階で、今回渡辺先生がご指摘になっている図を専門家、いろんな専門家がいらっしゃいますが、その専門家がご覧になり、なおかつ 現地を掘った調査をして、そしていわゆる活断層ではない、と、いうことを評価をいただいて、そしてその当時使われていた資料に基づいて、いや活断層の可能 性があるというご指摘ですから、これは新しい知見に当たらないと申し上げています。」

「だけど、しかし、まさに、安全神話に陥ってはいけないということで、まさにさまざまな専門家の皆様に入っていただいた公開の場でしっかりと、新しい知見に当たるのか当たらないのか、ということについては次回の意見聴取会においてチェックしていただく。

「そこでもし、これは新しい知見に当たるということになれば、新しい知見を踏まえて対応させていただきます。」

これまでの審査は信用できない
直ちに再調査すべき

 枝野君、議論の筋道がおかしいじゃん!

 何で「新しい知見」かどうかに、そんなにこだわるの?

 「これまでの活断層調査は正しい」という前提を守りたいからでしょ!

 でも、実際には、これまでの活断層調査は間違いだらけです。

 早い話が、敦賀原発2号機の例を見ても、はっきりしてます。

 そのことは保安院も、「意見聴取会」の「専門家」たちも分かってます。

 だから今、原発の活断層を見直そうとしてるんです。

 枝野君は、2010年の再審査の時、関西電力と保安院が活断層の証拠になる図面を隠していたことを知ってるんですか?

 問題は再調査するかどうかなのに、枝野君は「新しい知見に当たるかどうか」という、どうでもいい問題にすりかえて、調査しないで済ませようとしてるんじゃないの?!

調査を求める緊急署名にご協力を!

  福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japanなどが大飯原発活断層の調査を求める緊急署名を呼びかけています。 

 ネットで署名できます。

 7月11日(水)24時が暫定締め切りです。

 活断層調査を実現し、大飯原発を停止させよう!

7月13日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定

【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

(アース)

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電力会社の「とりこ」になった保安院が大飯原発活断層調査を引き延ばし!

 7月5日に発表された「国会事故調査委員会 報告書」はおそろしいです。

 福島第一原発事故は、電力会社、経産省・保安院が一体となって引き起こした人災であることを明らかにし、以下のように、規制当局(保安院)が電力会社の「とりこ」になっていたと指摘しています。。

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 この、電力会社のとりこになった保安院が、今現在も大飯原発活断層の調査を引き延ばし、妨害しているのです。

敦賀原発の活断層も認めなかった保安院

 20120705072_2

 上の図は7月5日、参議院議員会館で行われた「どうする?大飯原発~隠され続けた断層(破砕帯)問題 国会議員/市民緊急勉強会」で渡辺満久・東洋大教授が示したスライドです(以下、同様)。

 以下、渡辺教授の講演を紹介します。

 かつて、保安院も原電(日本原子力発電)も、上の図のように、敦賀原発は断層も何もない所に作ったという説明をしていました。

 ところが、「そんなはずはない、掘ってください」と言ったら下図のようにたくさんの断層が出てきた。

 20120705074tr

  活断層ではないと言うので、それならいいかと思っていたが、くわしく調査したところ、大断層だった。

20120705075tr

 この認定をめぐって、原電は、認めたんだけど、調査は間違っていないとさかんに主張していた。

 じゃあ、なんで今まで見落としていたんだと言ったら、見落としではない、法律が変わったから見つかったんだ。

  これは非常に変な話で、確かに、(活断層の基準は)5万年から12万年に変わったけど、それとは関係ないレベルの話だった。

 私が思ったのは、ちゃんと調査しても(原電では)だめなんじゃないか。そういうことを自白しているようなものじゃないかと思いました。

 20120705078tr

 敦賀原発2号機の地下の断層は活断層ではないかと、2008年に指摘しましたが、原電も保安院も何もしなかった。

 今年4月になって、突然、保安院はたくさんの人を連れて行って、これを活断層と認定しました。

 保安院は今、この活断層の調査を指示していますが、直ちに廃炉にすべきです。

活断層審査、ここが問題だ

20120705130tr

 1.活断層を無視したり、長さを短く認定したりして、影響を小さく見せてきました。

  大飯原発でも、Fo-B、Fo-A、熊川断層の3つが「仮に連動して動くと仮定」して地震の強さを計算すると、この3つが連続した断層と考えるよりも、はるかに小さな地震になります。

 2.活断層が動いた場合の影響には、揺れによる被害と、地盤のずれによる被害の両方があります。

 地震に対しては耐震設計ができるけれども、ずれには対抗しようがない。

 活断層の上にある原発は廃炉にするしかない。

 3.日本の活断層審査体制はまったく不適切で、敦賀原発に見られるように、間違いを繰り返してきました。

 地震の専門家は、活断層の専門家ではありません。

 活断層の専門家は変動地形学の研究者で、多くは文科系の地理学に属しています。

 これまで原発の活断層審査に当たってきた「専門家」は、専門性・中立性に大きな疑問がある方がおられます。

 個人個人の方はとてもよい人なんですが、何かを背負って来られる方が多すぎるんです。産総研(産業技術総合研究所 経産省所管の独立行政法人)の方や産総研OBの方がほとんど。

 自由に意見が述べられているとは思えません。(以上、渡辺教授の講演より)

大飯原発活断層を直ちに調査せよ!

 まさに、原子力ムラです。

 こんな構造的腐敗を抱えた保安院や「専門家」に任せておくことはできません。

 保安院は7月3日の「意見聴取会」に大飯原発の資料を一切出さず、次回の「意見聴取会」は2週間くらい後になると述べています。

 活断層調査を求める声を、さらに広げていきましょう!

7月13日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

 【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定

 【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

<これまでの活動>

7月6日(金) 緊急! 大飯原発3号機を停止せよ! 首相官邸前抗議

 午後6時~8時(予定)

 首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。 

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

(アース)

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資料探しを口実に、大飯原発活断層を議題から外していた! 「別室視聴」に込められた狙いとは

 大飯原発の活断層については、この間、渡辺満久・東洋大教授などの現地調査も行われ、6月29日には枝野経産相が専門家会議(意見聴取会)で確認する考えを示していました。

 ところが、7月3日に行われた「地震・津波に関する意見聴取会」は当日になって突然、傍聴できなくなり、別室で中継画面を見つめるだけの「別室視聴」に変えられてしまいました。

 この「意見聴取会」では初めてのことだそうです。

大飯原発活断層は議題から外されていた!

 現在運転中の原発は大飯原発3,4号機だけです。

 その大飯原発に活断層があるんだから、まず大飯原発から審議するのが当然です。

 6月25日の市民団体との交渉では、F-6断層トレンチの断面拡大図(原図)を保安院が入手していることも分かっていました。

 ところが、当日配布された資料には、美浜原発や高速増殖炉もんじゅの資料はあるのに、大飯原発の資料はまったく見当たりません。

 さっそく杉山雄一委員(産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター主幹研究員)が

「まったく大飯原発の情報が出てないのは、私はまったく理解できません」

「今日、そういう(大飯原発活断層についての)議論をすると思い、自分の日程も変えてここに来たのですが・・・」

と抗議しました。

 これに対して保安院は

「写真なり、現地調査の、それから議事録ですね、本日間に合わなかったので提出できなかった」

と説明していました。

資料が出てこない!

 ところが「意見聴取会」後のテレビ朝日の取材に対し、保安院原子力発電安全審査課の小林勝・耐震安全審査室長と関西電力が答えたところによると、

・6月上旬に保安院が関西電力にF-6断層の資料提出を要請

・調査の写真なども下請け業者までさかのぼって探すよう指示した

・7月1日になっても資料が提出されないので小林室長が連絡をとったが、関西電力は「一生懸命探したが、見つからなかった」。

・小林室長は「再度探すよう、強く言った。もっと真摯に対応しろと言った」。

・関西電力は「資料が整い次第提出する予定です。」

・保安院は「この程度の(資料)収集状況だと、審議されても専門家の先生方にご足労をおかけするだけだと」思って、議題にしなかった。

 かくして、大飯原発活断層が3日の議題から外されてしまったわけです。

3日で分かる! 直ちに調査を!

 1ヶ月近く経っても資料が出てこないのなら、保安院は「意見聴取会」の場でそのことを明らかにすべきでした。

 「専門家の先生方」に遠慮してる場合じゃ、ありません。

 ことは全国民のいのちにかかわることなんです!

 そうした事実を隠し、「別室視聴」を強行したところに、保安院が関西電力とグルになっていることが如実に表れています。 

 20120703043

 渡辺教授は6月27日に国会議員団とともに現地を調査し、2~3日で調査できるところが少なくとも3ヶ所あると述べています。

 大飯原発3,4号機は今も運転されています。

 事態は1分1秒を争うのです。

 直ちに大飯原発を止め、活断層を調査すべきです。

(アース)

追伸

 7月4日の東京新聞朝刊2面の記事によると、保安院は

今月中にも開く次回会議にも写真が出されなければ、提出済みの他の資料だけで調べる。

場合によっては専門家に現地調査してもらうことも検討する」

としています。

 悠長なことを言って引き延ばさないで、1日も早く現地調査せよ!

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7月13日(金) 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議

 【日時】7/13(金)18:00〜20:00 予定

 【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

<これまでの行動>

7月6日(金) 緊急! 大飯原発3号機を停止せよ! 首相官邸前抗議

 午後6時~8時(予定)

 首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。 

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

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7月3日に大飯原発の活断層を審議! 専門委員にメールしよう!

 この間の運動により、大飯原発地下の活断層について、7月3日の国の委員会(地震・津波に関する意見聴取会)で審議することになりました。

 6月27日には、渡辺満久教授(東洋大)が超党派議員5名とともに原発敷地内に入り、現地調査を行っています

 その結果、

(1) 下図のA、D、Eの3地点を掘ってF6断層を調査することが可能

(2) F6断層は重要な施設・非常取水路の下を通っている

ことが明らかになりました。

Photo

 赤線は破砕帯(断層)で、最も長く図示されているものがF-6 。S クラスの重要施設(非常用取水路)は、F-6 を横切って通っている。青色多角形は1980 年代のトレンチ調査位置を、A~E は観察地点を示す。

 原子力安全委員会の「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」によれば、重要な施設(Sクラス)は活断層の上に設置することはできません。

 F-6破砕帯が活断層と認定された場合には、大飯原発3・4号の再稼働はもとより、原発の設置・使用そのものが無効となります。

 経産大臣、保安院長、国の委員会に対して、早急に大飯原発敷地内の掘削調査を実施するよう求めよう!

 7月3日に国の委員会(地震・津波に関する意見聴取会)で断層(破砕帯)の審議が行われます。その前の、大飯原発3号の原子炉起動は中止すべきです。

 再稼働しながらの検討など許せません。

 保安院と関西電力はこれまで、F-6断層が活断層であることを強く示唆するトレンチ北側図を委員に公表していません。

 全ての資料を公表し、慎重な検討を行うべきです。

 国の委員会「地震・津波に関する意見聴取会」は7月3日(火)14:00~16:30

今すぐ、メールや電話、FAXを!

◆経済産業大臣 枝野幸男

 yukio@edano.gr.jp

 〒100-8981 東京都千代田区永田町2 丁目2-1 衆議院第1 議員会館804 号室

 TEL:03-3508-7448  FAX:03-3591-2249

◆原子力安全・保安院担当部署

 shinsaka-gyomu@meti.go.jp

 原子力発電安全審査課耐震安全審査室

 〒100-8986 東京都千代田区霞が関 1 丁目3-1

 TEL:03-3501-6289 / FAX:03-3580-8535

◆関西電力・本店

 TEL:06-7501-0241 FAX:06-6446-9304

◆「地震・津波に関する意見聴取会(活断層関係)」委員6名
阿部 信太郎

 〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1 中央第7

 (独)産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター研究センター

 地震災害予測研究チーム研究チーム長

 TEL:029-861-3691(代表)  FAX:029-861-3803

今泉 俊文

 〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3

 東北大学院理学研究科 地学専攻

 imat@m.tains.tohoku.ac.jp

 TEL:022-795-6674(事務室) FAX:022-795-6675(事務室)

岡村 行信

 〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1 中央第7

 (独)産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター研究センター長

 Tel:029-861-3691(代表)  FAX:029-861-3803

杉山 雄一

 〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1 中央第7

 (独)産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター主幹研究員

 Tel:029-861-3691(代表)  FAX:029-861-3803

遠田 晋次

 〒611-0011 宇治市五ヶ庄

 京都大学防災研究所 地震予知研究センター棟 301 号

 toda@rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp

 TEL:0774-38-4193

山本 博文

 〒910-8507 福井県福井市文京3-9-1 福井大学 教育地域科学部 地学

 TEL:0776-23-0500(代表)

7月16日(月・海の日) さようなら原発10万人集会

 メインステージ

  12:30 ~  オープニングコンサート

  13:00 ~ メイン集会(14:00まで)

  13:30 ~ パレード出発(解散地点:明治公園、他) 

<これまでの行動>

7月6日(金) 被曝労働に関する省庁交渉

 午後1時半~3時半

 衆議院第2議員会館 多目的会議室

7月6日(金) 緊急! 大飯原発3号機を停止せよ! 首相官邸前抗議

 午後6時~8時(予定)

 首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)

 ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。 

 【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

7月3日(火) 地震・津波に関する意見聴取会 傍聴

 午後2時~4時半

 経済産業省別館1階 101-2共用会議室

 議題
    1. 猪ヶ池における津波堆積物の追加調査計画について

  2. 発電所敷地内の破砕帯について

  3. その他

 事前申し込みが必要です。

 7月2日(月)12:00 まで

氏名(漢字およびカタカナ)、職業(所属・役職)、連絡先(電話番号・FAX 番号)を必ず明記の上、件名を「第18回地震・津波に関する意見聴取会傍聴希望」として、下記の問い合わせ先まで、FAX 又はメールで登録

お問合せ先

原子力安全・保安院原子力発電安全審査課耐震安全審査室 小林、増田
電話:03-3501-6289 FAX:03-3580-8535
E-MAIL:shinsaka-gyomu@meti.go.jp

(アース)

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