重要な取水路の下に断層が! 大飯原発現地調査で判明
以下、「美浜の会」ホームページからの転載です。
大飯原発敷地内で、国会議員と専門家が現地視察:報告(速報) |
◆F-6断層が活断層であるかを確認するための掘削可能地点は3地点ある |
◆耐震安全上重要な施設である取水路の下にF-6断層が走っている |
◆掘削調査は数日で可能 |
国は、至急、F-6断層の掘削調査を実施すべきです |
6月27日(水)、大飯原発敷地内のF-6断層(破砕帯)再調査を求める国会議員、専門家は大飯原発敷地内で現地視察を行いました。その結果、下記の2点を確認しました。
①F-6断層が走っている部分について、敷地内で掘削調査が可能な箇所(現在建物などが建っていない箇所)が少なくとも3箇所あること
②非常用の取水路は耐震安全上重要なSクラスであり、その取水路がF-6断層と交わっていること。このように重要な施設は、活断層の上に設置してはならないはずです。
今日の現地調査によって、F-6断層の調査を早急に実施する必要性、および、掘削調査は可能であり、調査箇所も具体的に明らかになりました。調査は、数日で可能であると専門家は指摘しました。
参加した国会議員は、福島みずほ議員(社民党)、服部良一議員(同)、橋本勉議員(民主党)、三宅雪子議員(民主党)、平山誠議員(新党きずな)の5名。渡辺満久・東洋大学教授(変動地形学)が同行しました。
この視察にはおおい町住民や近隣住民、市民団体も当初同行する予定でしたが、関西電力側は立ち入りを認めませんでした。
その後、国会議員、専門家、市民たちはおおい町役場を訪問。時岡正晴副町長に視察結果を伝えるとともに、下記を伝えました。
・断層がずれを起こした場合、取水路など重要な施設の破損が生じ、おおい町民のみならず広い範囲に影響を与える深刻な事故につながるおそれがある。
・国のバックチェックなどの委員会においては、F-6断層が活断層であることを示唆するトレンチ北側の図面が提示されていなかった。
・このため、国の責任において、再検討および掘削調査が不可欠である。掘削だけなら数日で可能であり、結果はすぐに判明する。埋め戻しても含めれば一週間あれば十分で、すぐに実施出来る調査。
これに対して、時岡副町長は、「国でいったん決めたこと」と回答しましたが、出席した福井の住民からは、「自分の家の下を断層が通っていると思ってくださ
い。自分の家族を守るために、国が決めたことなどということにはならないはず」「町民を守るために、動いてください」などとの声があがりました。
なお、昨日(6月26日)保安院が福島みずほ事務所に提出した、トレンチ展開図の拡大図を、おおい町に提供しました。
2012年6月27日
グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL:075-701-7223 FAX:075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階
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国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-22-203 TEL:03-6907-7217 FAX:03-6907-7219
大飯原発再稼働をとめよう!
6月29日(金) 緊急!大飯原発再稼働決定を撤回せよ! 首相官邸前抗議
午後6時~8時(予定)
首相官邸前(国会記者会館前 国会議事堂前駅3番出口すぐ)
呼びかけ:首都圏反原発連合有志
講演:セバスチャン・プフルークバイル博士
(ドイツ放射線防護協会会長、欧州放射線リスク委員会副会長)
原発周辺の子どものがん発病率増加研究(KiKK調査)の専門家
12時半 開場
13時~17時
(日比谷公園内 千代田区立図書文化館大ホール=旧日比谷図書館内)
参加費:1,000円
午後4時 新宿中央公園多目的広場 集合
午後5時 デモ出発 新宿駅→新宿区役所近くまで
デモ後、各自アルタ前に移動、原発やめろ野田やめろ広場!!!出現
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