大飯原発で活断層隠し発覚! 活断層調査と再稼働停止を求め運動を強めよう!
大飯原発3,4号機を作る時、関西電力は地下のF-6断層にトレンチ(溝)を掘り、南側、北側の断面図を提出しています。
3,4号機の新設は許可されましたが、1995年の阪神淡路大震災を契機に原発の安全基準が見直されました。
この見直し以前に建設された原発についても安全チェック(バックチェック)が行われました。
ところが大飯原発のバックチェックに際し、関西電力は断層の見られない南側断面図だけを提出し、
活断層を示している北側断面図は出していなかったのです。
保安院も「出さなくていい」と判断していました。
北側断面図をもっと分かりやすくすると、こうなります。
バックチェックの専門委員会でも、関西電力も保安院も北側断面図を隠し続け、F- 6断層は活断層ではない、という結論になりました。
北側断面図は隠されたまま、今回の再稼働決定に至ったのです!
これらの事実は6月25日、保安院と市民の交渉で明らかになりました。
保安院の御田俊一郎・耐震安全審査室上席安全審査官は「北側断面図も出すべきだった」と認めました。
F- 6断層が活断層なら、この活断層が動いた時、3,4号機直下の破砕帯が連動して動き、炉心溶融に至る可能性があります。
F- 6断層を直ちに調査する必要があります。
6月25日の交渉には福井の20代、30代の若者も参加し、口々に調査するよう訴えました。
御田審査官は「自分の判断だけでは答えられないので、持ち帰って検討する」と答えました。
この交渉の様子は「大飯再稼働は『活断層隠し工作』の賜物(たまもの)」にも詳しく書かれています。
活断層の調査と大飯原発再稼働の停止を求める署名へのご協力、ありがとうございました
10,663筆の個人署名、248団体の賛同署名が集まりました。
6月26日、11時から福島瑞穂議員ら国会議員と市民が北神圭朗・経済産業大臣政務官に署名を渡し、調査を求めました。
北神政務官は、「懸念は理解した。大飯原発の再稼働は枝野大臣の判断事項であるが、要請の内容、専門家からそういう指摘があったことはしっかりと伝える」と述べたということです。
北神政務官に活断層調査と再稼働停止を要請しよう
東京事務所 TEL 03-3508-7638 FAX. 03-3508-3268
京都事務所 TEL. 075-315-3487 FAX. 075-315-3616
午後6時~8時(予定)
首相官邸前(国会記者会館前 国会議事堂前駅3番出口すぐ)
呼びかけ:首都圏反原発連合有志
講演:セバスチャン・プフルークバイル博士
(ドイツ放射線防護協会会長、欧州放射線リスク委員会副会長)
原発周辺の子どものがん発病率増加研究(KiKK調査)の専門家
12時半 開場
13時~17時
(日比谷公園内 千代田区立図書文化館大ホール=旧日比谷図書館内)
参加費:1,000円
午後4時 新宿中央公園多目的広場 集合
午後5時 デモ出発 新宿駅→新宿区役所近くまで
デモ後、各自アルタ前に移動、原発やめろ野田やめろ広場!!!出現
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