大飯原発が安全だなんて、冗談じゃない! 直下に活断層の危険性!
6月8日夜、野田首相は大飯原発再稼働についてわざわざ記者会見を行い、テレビを通じて一方的に「大飯原発は安全」と強弁し、再稼働への執着を語りました。
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IAEA(国際原子力機関)は上の図のように「五層の防護」という原発の安全基準を設けています。
炉心溶融などの事故を起こさないことはもちろん、例え炉心溶融に至っても、フィルター付きベントで放射性物質の放出を減らしたり、事故対策に当たる免震重要棟を設けたり(第4層)、避難対策を充実させる(第5層)ことが求められています。
野田首相が強調した「安全対策」はせいぜい第3層までです。
第4層の免震重要棟もフィルター付きベント装置もありません。
第5層の避難計画に至っては、お粗末の限りです。
野田「対策」は、さしあたりできることをやっただけ。
原発推進機関であるIAEAの基準すら満たしていないのです。
「事故にならないのだから事故になった時の対策は不要」と高をくくる、その姿勢が事故を招くのです。
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上の図は大飯原発の地質図で、青い線は関西電力や原子力安全・保安院が「破砕帯」と称しているものです。
図の左端近く、ピンク部分に円が描かれています。これが大飯原発4号機。
そこから右にほぼ一直線に3号機、2号機、1号機と並んでいます。
どの原子炉にも、円に接して「破砕帯」があります。
1号機では真下に「破砕帯」があります。
この「破砕帯」が実は活断層である恐れが指摘されています(「グリーン・アクション」と「美浜・高浜原発に反対する大阪の会」が連名で出した「福井県と福井県原子力安全専門委員会への質問・要望書」)。
活断層研究の第一人者・東洋大学教授の渡辺満久教授が6月6日のRadio News たね蒔きジャーナルで原発と活断層の実態を話しています。
その内容は渡辺満久氏:「原子炉の近くにずれる可能性がある活断層があるのは、大飯・美浜・もんじゅ・敦賀」に文字起こしされています。
渡辺教授は、大飯原発の「破砕帯」は「活断層の可能性が否定できない」と言っています。
活断層が動くと地盤がずれるので、原子炉自体は丈夫に作ってあっても配管などが壊れ、炉心溶融などに至る可能性があります。
活断層の上に原発を建ててはいけないことになっています。
敦賀原発(福井県)では、原子力安全・保安院も原子炉直下の破砕帯が活断層である可能性を認め、立地不適格で廃炉となる可能性が大です。
この敦賀原発の活断層も、渡辺満久教授が早くから指摘し、ようやく保安院が認めたものです。
大飯原発の「破砕帯」が活断層なら、再稼働なんて、とんでもないことです。
立地不適格で廃炉です。
直ちに再稼働の動きを停止し、徹底的に調査すべきです。
6月22日(金) 緊急!大飯再稼働決定を撤回せよ!首相官邸前抗議
午後6時~8時 首相官邸前(国会記者会館前)
国会議事堂前駅すぐ 永田町駅5分
呼びかけ:首都圏反原発連合有志
午後2時~ 柏木公園(新宿駅西口5分)で集会
午後3時 デモ出発予定(新宿駅東口アルタ前解散を予定)
呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
<これまでの行動>
6月14日(木) 緊急官邸前アクション
午後6時~8時 首相官邸前(国会記者会館前)
国会議事堂前駅すぐ 永田町駅5分
呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
6月15日(金) 緊急! 大飯原発再稼働許すな! 首相官邸前抗議行動
午後6時~8時 首相官邸前(国会記者会館前)
国会議事堂前駅すぐ 永田町駅5分
呼びかけ:首都圏反原発連合有志
6月16日(土) 官邸前アクション
午前9時~11時(予定) 首相官邸前(国会記者会館前)
国会議事堂前駅すぐ 永田町駅5分
呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
6月17日(日) いのちが大事 今なぜ再稼働? 福井でつながろう(福井)
12:00~15:00 集会とパレード
福井市中央公園(県庁となり)
主催 ふくいでつながろう実行委員会
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