太陽熱or地表熱による風力発電(ソーラーチムニー)
ウランも化石燃料不要の太陽熱で風車を回すチム二ー(煙突)発電を推進しよう。
風力発電は風任せ。
風力の欠点は設置場所の風の状態が似よって左右される。
風速が変動し、出力電圧が不安定。
この問題を解決する方法がある。風が無ければ風を起こせばよいのである。
ソーラーチムニー発電の構造はビニールテントと煙突と風力タービンの組み合わせ。
地面を透明なビニールorガラスで覆い、太陽熱で空気を暖め、ビニール覆いの真ん中に煙突を立てるシンプルな構造。
暖めた空気は煙突に向かい上昇気流が起こされ風力タービンを回し発電するのである。
規模は小さいながら、スペインで50キロワットのデモンストレーション用ソーラーチムニー発電が始動している。
オーストラリアでは巨大なソーラーチム二ー発電が計画されている。
全体は超巨大な構造物、100平方キロのガラス屋根、中央にはスカイツリー634mよりはるかに高い1000メートルソーラー煙突を立てる。
ソーラーチムニー発電は巨大であればあるほど莫大な発電量が作り出される。温度によって風量は変化するが、昼間は日光によってある程度安定性を持って発電でき、夜間も温度は低くなるが、蓄熱した地面からの放熱もあり、上昇気流による風量があるので、タービンは回り続け、発電は出来るのだ。
計算では秒速15メートルの風速により32基タービンブレードが回転し20万世帯分200メガワットを発電する。
日本での研究
燃料費はゼロ。おまけに自然エネルギーなので環境に優しい。
ところが広大な土地が必要なため、日本ではなかなか難しいとされていたが、ヒントはビル風にあった。
チムニーを巨大なビルに立てるだけでビル風の上昇気流によって発電できるのである。スカイツリーの芯柱などうまく利用できそう。
火山や温泉地帯、製鉄所のような地表に熱源があれば昼夜関係なく、熱による上昇気流でタービンブレードを回し発電できるのだ。この様な設置場所ならば格別な広い場所もいらず(日本向き)巨額な投資もいらず、おまけにお日様に左右されず発電できる。
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