日本の太陽熱温水器は中国製より、はるかに遅れている!?
給湯と言えば、ちっともエコじゃない「エコ」キュート(しかも高い!)なんか買わなくても、ふんだんに使える太陽熱でお湯を沸かせばいいわけだ。
第2次オイルショック以降、1980年代前半までは、日本で太陽熱温水器が普及した。しかし1980年代後半には低迷し、中国が温水器先進国に躍り出てきた。

年間の設置面積では中国がダントツだ。
1000人当たりの年間設置面積で見ても、中国は日本の5~6倍に達しているようだ。
中国有数の工業地帯・山東省の中心都市・済南市はエコタウンを目指し、2010年までにCO2排出量を20%削減すると宣言している。
切り札は太陽エネルギー。新築の建物に太陽熱温水器の設置を義務づけている。
太陽熱温水器は約3万円。燃料代が節約できるので、3年で元がとれる計算だという。
済南市では太陽熱温水器の関連会社が100社以上もあり、市内では3軒に1軒が温水器を設置している。
農村部でも太陽熱温水器を普及させている。最近まで電気もガスもなかった済南市艾家村(あいかそん)では自治体などが費用を負担し、全所帯に設置されている。
中国の太陽熱温水器はどんなものなのか

これは中国から輸入して日本で売られている「サナース」という太陽熱温水器である。販売会社によると、中国では6万円くらいで売られているという。

真空ガラス管で集熱効率を高め、コントローラーで温度表示や水位設定もできる。かなり高性能と言えるだろう。
日本製の太陽熱温水器は?というと、例えばこんな構造である。
これは朝日ソーラーのASN-230FB だが、定価が約32万円。長府製作所のエコワイターが約20万円。中国製と比べ、かなり高い。
しかも、太陽熱で水を温めるのに、日本製は「平板型」集熱器を使っているのに対し、中国製は「真空ガラス管」集熱器である。
真空ガラス管方式は、魔法瓶のようなもので、お湯が冷めにくい。気温の低い冬でもお風呂の湯を得ることができる。
長期にわたって真空を維持しなければならないので、平板型より高性能・高コストとされている。
日本製より中国製の方が、高性能で、かつ、はるかに低価格なようだ。
中国は経済発展を支えるエネルギーの不足と環境汚染に直面し、再生可能エネルギーの促進に本格的に取り組んでいる。
先に触れた済南市の太陽熱温水器普及策もその一環だろう。
自治体の費用で温水器を設置したり、新築の建物に設置を義務づけたりすれば、量産効果で価格をどんどん引き下げることができる。
2007年、中国の太陽熱温水器の生産量は2300万平方メートル、保有量は1億800万平方メートルで世界の76%を占めるという。
他方、日本では太陽熱温水器の普及策は講じられてこなかった。東京都が2009年4月から補助金を出すようになったのが目立つ程度だ。
そうした普及策の違いが、太陽熱温水器を巡る現状の、圧倒的な違いとして表れているのではなかろうか。
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コメント
ブログを拝見しました、私どもはこの度新規に会社を興し太陽熱給湯器の製造販売を始めました、上記のコメントにもあるとおり、太陽熱利用は真空管方式です、水を屋上へ上げる方法はだめです、ホームページも作成中ですが
目指している事が同じ様ですので投函しました
招待状とは何ですか。
投稿: カ)アイシステム | 2009年10月15日 (木) 14時38分
コメントをありがとうございます。招待状は、このブログの「ライター」に登録して記事を書くための手続きに必要なメールです。このブログへの投稿を希望される方に招待状をお送りします。
投稿: アース | 2009年10月15日 (木) 20時56分