緑の南極;温暖化はどんどん進んでいる!
一面に広がる緑の大地。ここはなんと、南極。
緑色の正体は、氷が解けて露出した土に生えたコケなどだという。
今、この緑の光景が急速に広がりつつあると言われている。
南極というと、一年中氷に覆われた極寒の大地を思い浮かべるが、南極から細長く伸びた南極半島では、気候に異変が起きている。
世界の平均気温は過去50年間に約0.65℃上昇しているが、南極半島では2.8℃も上昇している。
世界でも温暖化の最も進んでいる地域の一つである。
2008年の3月、氷の上にスノーアルジーと呼ばれる藻類(クリオコナイトもその一種)が、まるで花畑のように異常発生していた。
「普段ですと、雪が降って、積もって、スノー・アルジーもその下に隠れていくはずの南極なんですが、ずっと暖かいままなんで、大繁殖してたってことなんですね。」(撮影した藤原幸一さん)
「実はこれ、湯気が立ってまして、初めて見た光景ですね。あまりの暑さにジェーツーペンギンは日陰に避難してみたり、非常に辛そうに見えましたね。」(藤原幸一さん)
朝日新聞の小林裕幸さんは同様に湯気の立つ場所で25℃だったという。
「これは、ペンギンの繁殖地に亀裂が走って、壊れている写真なんです。この生殖地は永久凍土の上にありまして、土の中は氷なんですね。温暖化で氷が内部から解けていきますんで、どんどん崩落が始まってるんです。」(藤原幸一さん)
南極半島の永久凍土も、解けるとメタンガスなど強力な温暖化ガスが発生するのだろうか?
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