ナンキョクですなぁ
これまでは「南極大陸は、南極半島など一部を除けば温暖化していない」「東南極は分厚い氷床に覆われて標高が平均3千メートルもあり、地球全体の温暖化傾向とは逆に寒冷化している」と考えられてきた。
私もこのブログの「緑の南極;温暖化はどんどん進んでいる!」で、「100年ほど前は基本的には極地と同じ環境で、気候的に南極大陸とほぼ一体化していた。それが今は、亜南極性の気候がどんどん強まっている。」という証言を引用した。
しかし、米ワシントン大や米国立大気研究センター、米航空宇宙局(NASA)などがNature誌に発表した論文によると、南極全体が温暖化しており、南極半島より西南極の温暖化が激しいという。
氷床上の測候所は沿岸部にあるので、従来は内陸部の氷床の表面温度が分からなかった。人工衛星からのデータが得られるようになって、過去の内陸部のデータを推定できるようになったようだ。
西南極の氷床の表面温度はこの50年間、10年あたり0.17度のペースで上昇し、東南極では同0.10度のペースで上昇。大陸全体では同0.12度のペースで温暖化していることになるという。
これは大変な事態だ。IPCCの想定を超えて温暖化が進んでいる。まさにナンキョク(難局)である。
おあとがよろしいようで・・・
(アース)
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コメント
座布団一枚進呈します。
皆で難局を乗り切りましょう。そうや!そうや!と昔の砕氷船も叫んでます。
氷が無ければ話にならないようです。
私も座布団一枚頂き!
投稿: エコイスト | 2009年1月24日 (土) 01時33分