ベネチア、高潮で22年来最悪の浸水被害
ベネチアのサンマルコ広場にあるドゥカーレ宮殿の前で1日、腰近くまで水につかりながら歩く人たち=AP
「水の都」イタリア・ベネチアが12月1日、過去22年で最高の高潮に襲われ、市内のほとんどが水浸しになったという。
イタリア北部に豪雨と豪雪をもたらした低気圧が発生したことに加え、強い南風が続いたため、1メートル56センチに及ぶ高潮(観測史上4番目の高さ)が発生、運河の水が道路にあふれるなどして、歴史的な教会など、街の大部分が浸水した。
ベネチアで最も低く町の中心部に位置するサン・マルコ広場は、水深が一時1メートルにまで達した。
ベネチアでは毎年10月から2月までの時期に低気圧の影響で高潮が発生し、町なかが浸水する被害にたびたび見舞われている。
ここ数年は地球温暖化の影響もあって被害が大きくなっているという。
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