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飽食サミット

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 上に載せたのは、洞爺湖サミット初日に福田首相の主催で行われたG8首脳夕食会のメニューである。「毛ガニをまるごと使い、身の甘さとカニみその濃厚さが口に広がる」スープ、「炭火でじっくり焼き上げた」「鮮やかな赤が特徴の」「網走産キンキの塩焼き」、「白糠町産の子羊」の「背肉をポアレにし、 朝採りのアスパラを添えた」和牛冷しゃぶに、シャンパン、ワインなど、ずいぶん豪勢な食事だ(2008年7月8日毎日新聞朝刊31面)。

 こんな飽食サミットでは、毎日1万3千人以上の子どもが栄養失調で死んでいるアフリカなどの情況を改善できるわけもない。

 福田首相は、「すいとん」は無理でも、せめて精進料理でも振る舞って、ブッシュ大統領はじめ各国首脳に、自分たちが引き起こした温暖化による干ばつ・食糧危機などに思いをいたさせるべきだったろう。

                                         (アース)

 

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