« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »

2008年4月

温暖化の未来

 人類を脅かすもの、言うまでもなく、それは人類自身である。最近地球に優しいという言葉が氾濫している。言葉通りにとると意味不明である。地球にとって二酸化炭素が増え気温が50度100度になろうが化石燃料が枯渇して電気や車や工場が止まり人間の生産活動が停滞しても地球は痛くも痒くもない。
 人類が核戦争で一生懸命殺し合って滅亡しようと人口爆発で食糧危機で饑餓状態になって飢え死にしても地球自身には何の痛手もない。地球をよしよしと優しく撫でても何のご利益も ないのだ。
 反対に地球システムが生物の大量絶滅を五回も引き起こしているのだから。ところが人類という生物自身がこの地球システムを狂わせる悪さを始めたのである。そして地球システムが狂い出すと生物の生存が危うくなる。つまり生物の生存必要 な地球システムを大事にしなければならない、結論として生物の生存できる環境を維持するには地球に優しいというと言う言葉になるのである。

 

十九世紀まで人類は人力エネルギーで農耕と牧畜と狩猟で食糧を得て自らの刀や小火器を奮って殺し合いつつ共存してきた。その後人類は食物を食うだけでなく莫大なエネルギーを食い(消費)はじめた。産業革命である。破竹の快進撃で自動車、 飛行機、船、その他多数の工業製品を生みだし中でも一番発達したのが如何に能率良く人類自身抹殺する大量殺人兵器だ。あらゆる生き物の中でこれほど天才的に同胞を殺すことに血道を上げた生物はいない。たしかに人類は地球上で最強だ。最強だからこそ自らが敵であり殺し合わなければならない宿命なのかも知れない。遺伝子に組み込まれた物欲から生まれた強者生存遺伝子は生物進化のなれの果てにできたのだろうか。

 

人類の先祖らしきものが地球上に現れてわずか700万年しか経っていないのに、もう自ら滅亡すると弱音を吐かねばならないのは情けない限りである。地上で最強の生き物が本当に滅亡するのだろうか?解っているのならフィードバックを掛けなければなら ない。まず温暖化の原因は人類の化石燃料 (エネルギー)依存症にあるのだ、麻薬中 毒患者がハイになるように人類文明も化石燃料 をどんどん消費してハイになっていき ブレーキが効かなくなり暴走を始めた、そして人類の生存環境を汚染しボロボロにして きたのである。暴走にフィードバックを掛けるのは大変である、科学者がいくら警告を出しても企業や 国家が血相を変えて取り組まなければならない のだが京都議定書は二酸化炭素の超排出国で超大国のアメリカに拒否されてしまった。アメリカ拒否の表向きの言い訳は 温暖化シュミレーションに入力するパラメーターよって深刻度にピンキリが出て信頼度 が薄いと言う理由である。現実には化石燃料仕掛けで動くアメリカにとって石油メジャ ーの勢力は絶大なもので大統領も逆らえないと言われている。石油業界の話ではアメリカは生き延びるために油隠しをやり輸入国に成り済ましているのだそうだ。

 

地球の賞味期限と消費期限は後どれぐらいなのだろうか。それは地球の生物扶養能力(資源問題)と汚染浄化能力できまる。果たして人類は地球資源を使い捨てにして地 球という閉じた系のなかで朽ち果ててしまうか、エネルギー消費生活をセーブして食べ る事(農耕,牧畜など)に専念するか。現状をテクノロジーで乗り越え人類の底無しの 欲望を地球外までのばし欲望を無限に吸収してくれる宇宙へ発展させるかも知れない。人類はチンマリと地球で絶滅し、絶滅の後の大進化(地球では過去に5回あった)でま ったく別な生態系が生まれて人類に取って代わる可能性もある。私は人類の無限の可能性を信じたいがゆえに人類の弱肉強食離れ(格差社会離れ) 弱者生存の世界を選ばなければならない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

姑息な排出権取引

 排出権取引は特に発展途上国の技術的な弱みと、経済的な弱みを悪用して自国の排出量の枠を広げる姑息なやり方です。
 自国の排出量が限界ならば、自粛してブレーキをかけるべきだと思うのですが、金と技術力にまかせ、経済発展と言うアクセルを踏み続け、暴走してスピード違反(排出量超過)で捕まれば、賄賂を払ってポイントを免除してもらうやり方ではないでしょうか。
 常に排出権ポイントの余裕を持った空きのある途上国をハイエナのように探し回る排出権ブローカー(金融会社)が暗躍するのではないでしょうか。
 初期の内はある程度削減するでしょうが途上国等が発展して一巡すると、そこで終わりです。
 あとは途上国等の発電所を全て原発にすれば、相当の排出削減になる。そうなると、核拡散もへちまもなくなり、世界中何処でも核の脅威にさらされる。温暖化より恐ろしいかもしれません。
 とにかく自国は排出量を減らさず、他国に付けを回すのは、温暖化の食えない丼勘定だと思います。
                                        byエコエンジェル

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CO2温暖化説は間違っている?

 最近、「CO2温暖化説は間違っている」(槌田 敦著、ほたる出版 2006年)という本を読んだ。「人間の排出するCO2で地球は温暖化した、とする気象学者の主張は事実ではない」という。

 これが本当なら大変だ。これまで論じてきた色々な温暖化対策は無意味ということだ。そこでこの本を中心に槌田氏の主張を私なりに受け止めつつ、温暖化の原因についてどこまで分かっているのか、調べていきたいと思う。
 なお、槌田氏の主張は、講演要旨および学会年報でも知ることができる。

 槌田氏がまず問題にしているのが、大気中のCO2は本当に化石燃料の燃焼によって溜まっているのか? ということである。

13

 上のグラフはこの本「CO2温暖化説は間違っている」からの引用である(以下、同様)。化石燃料の燃焼とセメント産業から大気中に放出されたCO2の58%が大気中に毎年溜まったと仮定して得られるCO2濃度曲線(図の細い実線)が、ハワイのマウナロア山で観測されたCO2濃度(―●―)とよく重なっている。気象学者キーリングが見いだしたこの関係は、大気中のCO2は化石燃料の燃焼によって溜まっていくことを強く示唆している。

 上の図の細い実線は化石燃料等から放出されたCO2の累積量を示しているが、下の図は毎年の放出量を示している。

14

 世界的な不況の進行などにより、1980年ころから化石燃料の燃焼によるCO2排出は鈍化し、部分的には減少さえしている。その間、実際のCO2濃度はどう変化していたか。

15_3

 上の図は図表1-3と同じくハワイのマウナロア山で測定された結果だが、CO2濃度そのものではなく、毎月のCO2濃度が前年に比べてどれだけ増えたかを示している。年によってかなりばらつきがあるものの、1960年から2004年まで、傾向としては前年比の濃度が直線的に増えている。ということは、CO2濃度自体は2次関数で増加している、ということになる。

化石燃料使用量増分
CO2濃度増分
1960-1980年 1.4億トン/年 1960年 0.8ppm/年
1980年 1.3ppm/年
1980-1990年 0.7億トン/年 1990年 1.55ppm/年
2000年 1.8ppm/年
 

 化石燃料使用量増分とCO2濃度増分を比べてみると、上の表のように、1980年以降は化石燃料使用量の増分は減っているのに、CO2濃度増分はますます大きくなっている。

 これらの事実から槌田氏は「大気中のCO2濃度は人間の排出するCO2とは関係がないのである。このCO2濃度の上昇は、たとえば気温に連動する海面温度の上昇により、海洋から放出されたと考えられる」と主張している。

 今後、引き続いて検討していきたい。

                                             (アース)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

温暖化とコンビニ

 

 温暖化など地球の危機は、時間がないというより、始まっているのである。
 生物学者の70パーセントは大絶滅はすでに始まっていると言う。アメリカなどは絶滅を見越して、莫大な予算を掛け、火星移住計画を始めている。地球は使い捨てにする気だ。呑気に構えてるいる連中は、世界人口が4分の1~5分の1になれば、人類も疲弊して炭酸ガスをだす元気も無くなり、朝日と共に起き、夕日が落ちると寝る生活に戻るかもしれないと思っているかも。日本人は100年も遡れば化石燃料など皆無の生活をしていたのだから。
私は戦争中に生まれ、エアコンもテレビも洗濯機も無かった。40で結婚するまでエアコンは必要を感じなかった。

 今、身近で1番気になるのはコンビニである。
 コンビニは24時間エネルギーを莫大に消費している。昔はこんなものがなくても人は生活できていたはずである。店内の照明は家庭の3倍以上、冷房、暖房、冷蔵、冷凍4-5倍。深夜に買い物をすると、店内照明の影響で人の脳は覚醒され、夜中も活発になり、家に帰ってもテレビやビデオを見、もちろん照明・エアコンなど不必要に消費する。そしてとんでもなく炭酸ガスを生産する。せめて初期の頃のセブンイレブン(7時~23時)に戻すべきである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

早寝早起きは3エコワットの得?

 「早寝早起きは三文の得」は、朝早く起きて散歩をすると1文銭を3回も拾って得をすると言うのは誤りである。正しくは徳である。だいたい財布でも拾ってぽっぽに入れては拾得物横領で犯罪だ。

 私なんか、たまに早起きすると、ろくな事はない。散歩に出た途端、犬の糞を糞ヅケてしまった。それも湯気の上がったレアものだ。ひょいと前を見ると犬を連れ た男がいた。犬は排泄物に比べ大分小さい。大小は如何でも良いが、文句をつけようと思い、近づこうとした。その瞬間、ワン公が察知してウ~ワァンと吼えられ、 ビックリしてもう一度フンヅケ、オマケにぬるっとすべって転んでしまった。ふんづけたり蹴ったりだ。慣れない事はするものではない。わたしはやっぱり遅寝 遅起きが性に合っているようだ。

最近はエコばやり。早寝早起きは電気代の節約になるそうだ。
早寝早起きは3キロワットの得なのだ。

参考資料

炭酸ガス(CO2)借金計算シート(年間用・月間用)

 地 球上の人類全てが炭酸ガス(CO2)濃度を濃くする手助けをしています。 しかし、私達は炭酸ガスの発生を抑えて、地球を温暖化から救うことも出来ます。  私達が、個人的な炭酸ガスの排出を、地球への炭酸ガスの借金と考えて、 個人的に、どのくらいの炭酸ガスの借金をしているのかを理解し、 「炭酸ガスの借金」を減らす努力をすることが、地球を救うことになります。  家庭や職場でエネルギーを節約することや、より効率的な機具を使うことで、 「炭酸ガスの借金」を減らすことができます。  エネルギーの節約や、効率の良い機具を使うことは地球の温暖化を防ぐだけでなく、 炭酸ガス以外の温室効果ガスの発生をも防ぐことにもなります。 

酸ガス(CO2)借金計算シートは、あなたや、あなたの家族の年間の 温室効果ガスの発生量を炭酸ガスを通して理解するために役に立ちます。  地球上の人間は1人あたり年間平均して5ton以上の炭酸ガス(CO2重量) (COP3京都会議議定書換算:炭素換算1.36tC)の排出に責任を持たなければなりません。 あなたが、炭酸ガス(CO2)借金計算シートで炭酸ガスの排出量を 計算して出した「借金分の炭酸ガス」は、樹木等の植物をあなたやあなたの家族が 植えることで炭酸ガスを吸収し、個人的には責任を果たすことが出来ます。  これらの樹木等の植物は、炭酸ガス(CO2)を吸収するだけでなく、水質の保護や 野生生物の生息地の保全、陸地の浸食の防止等にも役に立ちます。 私たちそれぞれが、樹木等の植樹に率先して協力してゆきましょう。


 

年間に家族で排出する炭酸ガス(CO2)の借金計算シート

年間の集計が難しい方は下の表の係数を掛けた数字をそれぞれ入れて下さい。 1か月分の集計で簡易に年間のCO2排出量の見当が付きます。 注)このシートはCO2の重量で表現しています。(C炭素換算ではありません) このサイトでは、CO2そのものの重さが炭素換算の重さより感覚的に 馴染み易いと考えてCO2の重さを基準にして扱っています。 C:炭素換算にする場合は1/3.67を掛けた値として下さい。 また、炭酸ガス量を計算するのに、資料に基づき独自の係数を使用しました。
合計
家庭で  
  電気 1 kWh
電気(太陽光・風力等自然発電)a kWh
灯油 litre
天然ガス m3
都市ガス m3
LPG m3
水道 m3
ゴミ 袋(45L) 2
 
交通機関で  
  自動車 3 litre
飛行機 4 km
バス km
長距離バス km
電車・地下鉄 km
電車(長距離) km
タクシー km
 
CO2 をあなたの家族が1年間で発生させた量です。(トン):
あなたの家族が発生させたCO2 の内、借金分の植樹本数です。:

 植樹本数がマイナスの場合は、今の生活スタイルで 十分地球の環境に貢献しています。このままその生活スタイルを 続けて下さい。


●月単位の集計で年間を推測する為の係数●

項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
電気・水道・電車 12.8 12.8 12.8 12 12.4 11.3 10.4 9.9 10.5 12.8 13.7 14.2
灯油 8.1 8.1 9.4 11.2 17.4 19.7 26.2 29.5 22.3 9.8 9.8 7.6
ガス 12.4 12.9 12.7 10.2 9 11.2 13.3 12.7 13.3 11.5 13.3 13.3
ガソリン・軽油 18.7 18.7 15 12.2 10.6 9.5 9.1 9.5 9.9 12.2 12.2 15.6
ゴミ 13.5 12 10.5 13 13 13 11.5 11 13 13 13 9.5

その月の使用量にその月の係数を掛けると年間の使用量が出ます。

1  家庭のエネルギー: 電気、ガス、水道の使用料を調べて、書き込んで下さい。 都市ガスと天然ガスは1m3当り11000kcalとしていますので、 kcalが違う地域は比例で求めた数値に直して下さい。全て年間の合計数量です。  灯油は暖房用だけでなく給湯等でも使用したリットル(litre)数の 年間の合計です。  水道も年間の使用水量です。

 

a  太陽からもたらされた光と熱をエネルギーにした自然のエネルギーは CO2の発生を伴いません。(現段階では、機器の作製に回収エネルギー以上のエネルギーを使っていますが、 今後効率が良くなり、無駄なCO2を出さないようになることを願って) 太陽光発電や風力発電は発電所のCO2排出や原発の危険を少なくすることに、貢献します。そこで、 我が炭酸ガス(CO2)の借金計算シートでは、自然エネルギーで 発電した電力については、kwh当たりのCO2発生量をマイナス(-) として計算します。積極的に自然エネルギーを使いましょう。!! もちろん、年間の合計数量です。給湯だけ太陽熱使用してる方もいるでしょう。 太陽熱給湯の場合は、100Lの水を10℃UPさせたお湯使用の場合1kWh として計算してください。

2  ゴミは45リットル袋に換算して、年間の排出ゴミ量を算出して下さい。 粗大ゴミ等も45リットル袋に換算すると、どのくらいの量か判断して下さい。 その重さ(kg)に0.2を掛けた数を袋の数にしても結構です。 廃車等の場合はその重さ(kg)に0.1を掛けた数を袋の数にして下さい。

3  自動車:家庭で使用した車の年間のガソリン使用量合計です。 2台以上使用の場合も全ての合計のガソリン使用量です。軽油も同様として下さい 年間合計のガソリン使用量が不明な場合は、年間走行距離(km)をその車の リットル当たりの走行距離で割った数量(リットル数)として下さい。

4  飛行機、電車、バス、に関しては個人1人の乗った距離です。 家族全員でこれら交通機関で移動した場合には、全員の乗った距離の合計を記入して下さい。  タクシーは1人でも2、3人で乗っても、1台分の走行距離です。

出展  apss住まい研究所より

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »